新商品のアイデアは全部署どこからでも
新商品を開発するにあたって私たちが一番大切にしていることは、お客様の目線に立ちながらも、枠に囚われない+何か新しい変化をつけることです。さらに“事業領域を定めない”=“どの市場への商品企画も可能”という社風は、全部署、全社員からの商品提案を可能にしています。
パソコン全盛期の1999年、当社が周辺機器メーカーとしてラインナップを拡張していた頃、営業の加奈さんがMP3プレーヤーに目をつけました。まだアップルのiPodもソニー ウォークマンのデジタルオーディオプレーヤーも発売されていない時代です。フラッシュメモリーはSDカードが発売まもなく、コンパクトフラッシュが全盛の頃、デジタル音源の著作権も曖昧だった時代に、ショップ担当の営業であった加奈さんは「とても面白そうなものがある。お客様とのコミュニケーションの中でも大きな話題になっている。」と会社へ新商品の提案をしました。結果、パソコン周辺機器メーカーという立ち位置に拘ることなく製品化を即決。すぐに商品開発へと向かうことになりました。新しい市場への参入、新カテゴリ商品の開発、実現困難な課題の解決というチャレンジは、今も変わらず当社のモノ作りの根底にあり、商品化の幅を広げ続けています。
ちなみに、加奈さんの提案したデジタルオーディオプレーヤーのカテゴリは、今も当社の主力カテゴリです。GH-KANARTシリーズなどの新シリーズも含め当社のすべてのデジタルオーディオプレーヤーは「Kana」シリーズ。「Kana」には音を“奏”でるの“かな”の意味の他に、実は企画者の加奈さんの名前が付いています。
※「Kana」は株式会社グリーンハウスの登録商標です。